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2018年11月08日

【流 通】ハウス食品 遺伝子配列による虫異物同定技術を「虫異物同定用プライマー」として発売


ハウス食品グループ本社とハウス食品分析テクノサービスは共同開発した虫異物同定技術を、ファスマックにライセンスし、分析キット「虫異物同定用プライマー」として発売した。また、ハウス食品分析テクノサービスも同キットを使用した受託分析を開始した。

この技術は、虫種の同定に特徴的な遺伝子配列となる 3 ヶ所(16S リボソーム RNA 遺伝子上の 1ヶ所、シトクローム C 酸化酵素サブユニット I 遺伝子上の 2 ヶ所)に存在する約 130〜200 塩基の短い遺伝子配列を解析して、虫種を同定する。従来使用してきた遺伝子配列による同定法と比べて、加工処理を受けた異物も同定しやすく、より多くの種類を同定できる。

ハウス食品分析テクノサービスは、「ものづくり(品質管理・品質保証・設備管理)」と「食品分析・クレーム分析」の技術・ノウハウを組み合わせ、コンサルティングサービスを展開している。今回の技術は、同社の分析メニューに加えるだけでなく、虫種の特定により生息域や食性から混入経路の推定や防虫策の策定ができるため、食の安全・安心を支える技術として今後の活用が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通