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2018年10月23日

【環 境】全ト協 「危険物荷卸し時相互立会い推進全国一斉キャンペーン」実施


全日本トラック協会では危険物の荷卸し時における事故を防ぐために、石油連盟、全国石油商業組合連合会とともに、荷降しをする側と荷降しを受ける側の相互立会いを推進する全国一斉キャンペーンを行う。

危険物の荷卸し時には、混油や誤注入、オーバーフローといった事故を防ぐために荷卸しをする側と受ける側の双方の危険物取扱者が立ち会って危険物の注入口、油種、数量、タンクの在庫量等を確認し、静電気が原因となる災害等を防止する措置をとった上で行う必要がある。また、こうした措置は事故を未然に防ぐための義務として消防法第13条第3項をはじめ、政令や消防庁からの通達等において確実に実施するように明記されている。

しかし、依然として全国各地の危険物取扱所等では危険物の荷卸し時の事故が後を絶たない状況であり、荷卸しの際に荷降ろしをする側と受ける側の双方の危険物取扱者が立ち会わず、事故防止のために必要な確認を行わなかったことが、事故の発生要因として考えられている。

混油や誤注入、オーバーフローといった事故は、ひとたび発生すると直接・間接に大災害へとつながる恐れがあるため、事故防止対策を徹底することが業界関係者に課せられた社会的使命となっている。こうした観点から、同キャンペーンでは広く関係者に対して危険物荷卸し時の相互立会いの必要性や重要性を周知して、危険物取扱所等における確実な相互立会いの実施の推進を目的としている。

<期間>
平成30(2018)年11月1日〜14日

<4つの相互確認事項>
・納品書の確認
・荷卸し前タンク在庫量の確認
・荷卸しタンク(注入口、油種、数量)の確認
・荷卸し後タンク在庫量の確認

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者