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2018年10月17日

【物 流】帝人 未来型コンビニ実現に向けてリアルタイム在庫情報把握システムを開発


帝人はローソンと協力し未来型コンビニエンスストアでの活用を目的に、帝人が展開する棚管理システム「Recopick(レコピック)」を使用したリアルタイム在庫管理システムを開発した。

レコピックは大量のICタグを一括で読み取る性能に長けたUHF帯を使用して管理対象物の入出庫・ロケーションを効率的に管理できる。特殊な2次元通信シートを使用することで、空間に放射拡散する特性を持つUHF帯の電波を近距離かつ安定的に読み取るため、一度に大量の書類や物品を正確に管理することが可能となる。

帝人ではすでに図書館や工場などでレコピックを展開しているが、さらなる用途開拓のために小売・流通業界といった人手不足などで業務効率化のニーズが高まっている分野に向けての技術開発を進めた結果、今般のリアルタイム在庫管理システムの開発に至った。

この新システムはコンビニの商品棚にRFIDセンサーを設置することで店外からでも商品の陳列情報や在庫情報を常時把握することが可能となる。これにより管理工数の削減や、在庫状況と商品の賞味期限を紐づけて的確なディスカウント戦略を講じることができるため、廃棄ロスの軽減も可能となる。また、利用客にとっても事前に在庫状況を確認し、買い逃しを防ぐことができる。

帝人では小売業における商品棚へのリアルタイム在庫管理システムの採用拡大に向けて、さらに技術開発を進めスマートセンシング事業として人手不足や労務コストの上昇といったサプライチェーンに内在する社会課題の解決に貢献することを目指してIoTソリューションの拡充を図っていくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連