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2018年10月12日

【知 識】富士通研究所とマサチューセッツ工科大学 知能研究の分野で共創関係を強化


富士通研究所とマサチューセッツ工科大学(以下 MIT)Center for Brains, Minds and Machines(以下 CBMM)は、知能に関する理学や工学分野の研究、および研究者の育成を、複数年にわたって共同で行うことに合意した。

富士通研究所は、1968年の設立後、次世代サービス、コンピュータサーバ、ネットワーク、電子デバイス、および先端材料の領域で、様々な基礎研究・応用研究を行ってきた。CBMMは、知能に関する学際的な研究を行う機関横断センターで、アメリカ国立科学財団の資金提供を受け、2013年に設立された。本部はMITのマクガヴァン脳研究所に置かれている。また、CBMMは、MITにおいて2018年創設された知能研究の全学イニシアティブであるMIT Quest for Intelligence でも基礎研究の中心を担っている。富士通研究所とCBMMは、富士通研究所がCBMMに研究員を派遣した2017年3月より、交流を深めてきた。

富士通研究所からの寄付によって今回創設されたFujitsu Laboratories Co-Creation Research Fundは、視覚認知や言語処理の基礎研究、新しい機械学習手法の開発、深層学習理論の創出など、両者にとって興味がある革新的かつ挑戦的なプロジェクトを奨励する。また、富士通研究所は、この分野の研究と、そして社会全体に対して長期的な観点から貢献するため、2019年からCBMMの夏期講座に参加する大学院生の中からフェローを選出し資金援助を行う。フェローに選出された学生には、日本の富士通研究所のほか、アメリカやカナダ、イギリス、スペイン、中国などにある研究拠点に行き、研究員と交流する機会も与えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識