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2018年10月04日

【知 識】ヤマハ発動機と台・Gogoro EVビジネスでの協業検討を開始


ヤマハ発動機と台湾のGogoroは、台湾市場におけるEVビジネスでの協業に向けた検討を開始した。

この協業は電動二輪車の開発・製造委託およびバッテリー交換システムの共用に関するもので、2018年内の正式契約を予定している。Gogoroの市販車をベースとしたヤマハブランドの電動スクーターのデザインをヤマハで行い、生産をGogoroに委託する。完成車両はヤマハの現地法人であるヤマハモーター台湾の販路を通じて台湾市場で販売する。第1弾モデルの投入は2019年夏頃を計画している。

ヤマハは1966年から台湾二輪車市場に参入し、現在ではヤマハモーター台湾で生産した車種を中心に年間29万台(2017年実績)の二輪車を販売している。また、電動二輪車E-VINO(イービーノ)を製造・販売しており、日本への輸出も行っている。開発機能としては、ヤマハモーターR&D台湾を有し、主に台湾向けのスクーター開発を担当している。今回の協業により、台湾市場におけるエンジン車を含めたラインナップ拡充を進め、電動車においてはGogoroが持つバッテリーステーションの活用によるユーザーの利便性向上を図る。

Gogoroは2015年から台湾二輪車市場に参入し、自社製電動スクーターと、簡単にバッテリー交換ができるバッテリーステーションにより新しい電動二輪車ビジネスを展開している。バッテリーステーションはGogoroエナジーネットワーク社によって現在までに台湾で750ヵ所以上に設置され、予定では2019年には1,000ヵ所を超える。なお、設置開始から1,700万回以上のバッテリー交換実績がある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識