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2018年09月20日

【物 流】国交省 山間部等での無人航空機配送の本格化を見据えたガイドライン作成


国土交通省(以下、国交省)は今後本格化が期待されている山間部等での無人航空機を使用した荷物配送がより安全かつ信頼されるものとなるように民間事業者が自主的に取り組むべき事項を盛り込んだガイドラインを作成した。

このガイドラインは航空法に基づく審査要領(無人航空機の飛行に関する許可や承認の審査要領)で定める要件とは別となっており、無人航空機の飛行にあたり航空法上の許可を必要としない空域での目視外飛行による荷物配送を対象としている。

ガイドラインは、@安全な荷物配送を行うために取り組む事項、A社会的信頼性を高めるために取り組むことが推奨される事項の2項目を掲げている。

@安全な荷物配送を行うために取り組む事項では、機体等が不用意に落下しない機構であり、必要な知識を有する者が飛行させることに加え、過積載の防止や安全な飛行を損なう恐れのある荷物を配送しないこと、機体への確実な固定を行い荷物が落下しないようにすること、落下した場合を想定して第三者や物件への損害を軽減する梱包方法を採ること等が記載されている。
A社会的信頼性を高めるために取り組むことが推奨される事項では、機体の堅牢性・耐久性を推奨する他、飛行空域周辺の環境に応じた飛行時間帯の制限・騒音対策の実施、荷物の紛失・損害への賠償資力(保険の加入等)といった体制を備えておくこと等が記載されている。

ガイドラインの内容は荷物配送の実績や技術の進展等に応じて改定を柔軟に実施される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連