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2018年09月20日

【知 識】富士通が九大・琉球大とSDGsの実現に向け環境関連技術の知財ライセンス契約締結


富士通は、世界知的所有権機関(WIPO)が運営する「WIPO GREEN」のデータベースに登録した環境技術のうち、「地域特性の見える化技術」、「生物種同定および生息適性予測に関する技術」を、九州大学と琉球大学との間でそれぞれ知財ライセンス契約を締結した。

九州大学は、森林や農地などの自然資本などから自治体の価値を算出して表示する「地域特性の見える化技術」を活用して、自治体の特徴を見える化し、自治体の課題解決策の立案や地方創生に役立てる予定にしている。琉球大学は「生物種同定および生息適性予測に関する技術」を活用して生物多様性保全計画の立案や、自治体の生物多様性地域戦略の実効性強化に貢献する。

富士通は、SDGsの実現に保有する環境技術を自社で活用するだけではなく、多くのプレーヤーとのコラボレーションにより、環境技術を広く社会に普及させることが重要であるとし、この考えのもと、2017年9月にSDGs実現に向けて、環境技術やサービスの移転マッチングの枠組みである「WIPO GREEN」にパートナーとして参画し、これまで200件以上の環境技術に関わる知的財産を「WIPO GREEN」データベースに登録してきた。

富士通は「WIPO GREEN」の活動を通じて、多くのプレーヤーが同社の環境技術を活用することにより、環境技術の普及を加速させ、様々な社会課題の解決などSDGs実現に貢献する。

「WIPO GREEN」は環境技術やサービスの提供者と革新的な解決策を求める者を結びつけることによって、環境関連技術のイノベーションと普及を促進させるためのプラットフォームとグローバルなネットワークで、2013年の運用開始以降、100か国以上で3,100件を超える環境技術やニーズがデータベース登録されており、「WIPO GREENネットワーク」には世界170か国で6,000以上の個人や組織が参加している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識