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2018年09月14日

【物 流】JR貨物輸送動向(2018年8月分)


日本貨物鉄道 (JR貨物)の平成30(2018)年8月の輸送動向は、同年7月に発生した豪雨と台風20号の接近・上陸の影響等で高速貨1,402(昨年133)本、専貨19(昨年8)本が運休した。平成30年7月豪雨が原因で不通となっている山陽線は、トラックや船舶による代行輸送を実施している。

コンテナの輸送実績は1,263千トン(前年比27.2%減)となった。山陽線の不通の影響で中国・九州地区からの発送が大きく落ち込んだため大幅な減送となった。また、自動車部品(本年実績32千トン、同比46.3%減)・積合せ貨物(同実績161千トン、同比28.2%減)・化学工業品(同実績111千トン、同比31.1%減)・化学薬品(同実績76千トン、同比32.5%減)・家電、情報機器(同実績23千トン、同比29.7%減)をはじめとする全ての品目の実績が前年を大きく下回った。

一方で、車扱いの実績は738千トン(同比7.7%増)と前年実績を上回った。前年に比べて気温が高く推移したことによって、ガソリン・軽油の消費量が増加したが要因としてあげられる。他にもセメント・石灰石(同実績134千トン、同比29.4%増)も需要が増し、大幅な増送となった。

コンテナ・車扱いの合計では2,001千トン(同比17.3%減)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者