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2018年09月07日

【知 識】NTTデータとBeeXがクラウド事業分野で資本業務提携


NTTデータとBeeXは、SAP基盤技術やシステム移行を中心としたクラウド事業分野にで資本業務提携した。SAP等基幹系システムの導入・運用実績があるNTTデータグループと、パブリッククラウドの先進的な技術、サービス活用ノウハウに強みを持つBeeXが協業することにより、クラウド基盤を活用したエンタープライズシステム事業を相互に加速する。

現在、ERPなど基幹系システムの分野において、企業のデジタル化を推進すべく「IoT」や「AI」などの新技術の導入、SAP HANAなどの高速大容量データベースの活用に大きな関心が寄せられている。一方基幹系システムの多くは、オンプレミスやサードパーティーのデータセンターで構築・運用されている中で、ITに関わるTCOの最適化が求められている。これらの要望を迅速に実現し、かつコストを最適化する方法として、基幹系システムの稼働基盤をクラウドへ刷新するニーズが高まっている。

NTTデータグループは、製造業を中心とした数多くの顧客へ、SAPを中心としたERPを含む基幹系システム導入支援や運用管理などさまざまなサービスを提供してきた。BeeXは、SAP稼働基盤のクラウド移行・構築サービスの提供やクラウド上でのSAPシステム運用を中心にビジネスを展開してきた。

今回、両社が資本業務提携することで、NTTデータグループのSAP等システム開発・導入ノウハウや多くの顧客との関係を生かすとともに、BeeXのSAP基盤技術やパブリッククラウドの先進的な技術、サービス活用ノウハウを組み合わせて、顧客の基幹系システムのクラウド化を支援する。

提携により、顧客のSAP環境をクラウド上に構築、クラウドマイグレーション案件の創出や技術・人材交流を実施する。また2025年には、SAP ERP 6.0のサポート終了期限を迎えるため、SAP S/4HANAへのコンバージョン需要が拡大すると予想されており、これらに対して、クラウドファーストの要望に応えるサービスを提供できる体制を強化する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識