<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年08月28日

【流 通】DNP 「DNP感情表現フォントシステム」開発


DNPはテキストデータを自動解析する技術を活用し、文章の内容や感情に合わせて、最適なイメージのフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」を開発した。このシステムは、文章中の言葉や絵文字の意味を解析し、その文章を12種類の感情・イメージに分類して、それに最適なフォントに変換して情報を表示することができる。

近年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や電子メールなどが日常的に利用されるなかで、声のトーンや表情が直接伝わる会話と比べて、文字によるコミュニケーションは送り手の意図や気持ちが伝わりにくいという課題が存在した。DNPは明治時代から続くオリジナル書体「秀英体」の開発などで培ってきた文字表現技術や、印刷会社として印刷物に用いられる多様なフォントやコンテンツを用いたコミュニケーションのノウハウを活かし、文章の内容から伝えたい感情にマッチしたフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」(特許出願中)を開発した。

「DNP感情表現フォントシステム」は、文中の言葉や絵文字を解析し、それらが持つ感情やイメージを12種に分類して、最適なフォントへ自動変換する。12種の分類は、安らぎ、穏やか、楽しい、喜び、好き、哀れ、不安、恐怖、怒り、驚き、デジタル(ネットスラング)、ニュートラル(中立)です。単語や絵文字が持つ感情やイメージの設定、変換するフォント、使用フォント数はカスタマイズもできる。

また、テキストの入力時にリアルタイムで内容を解析し、順次フォントを自動判別しながら、文章全体で感情・イメージを伝えるフォントに変換する。また、利用者自身が自分の好みのフォントを選択することもできる。今後は利用者のフォント選択結果(ログ)を収集して、さらなる判別精度の向上を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通