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2018年08月10日

【物 流】トラック運送業界の景況感(平成30年4月〜6月期)


大阪府トラック協会は、平成30(2018)年4月〜6月期のトラック運送業界の景況感(54社回答)を発表した。当期は運賃・料金の回答に無回答が多かったため、正確な把握は出来なかったものの、前期ほどの上昇傾向は見られなかった。

項目別に見ると、輸送数量においては、前期に比べ「変わらない」と回答した事業者が29社(53.7%)と回答の半数以上を占めた。また、「やや増加」と回答した事業者が次に多く、16社(29.6%)で前期比2.3%増となった。先行きでは「やや減少」が14.4%減、「やや増加」が5.9%増となった。

また、当期は営業収入で前期比、先行きともに「増加(大幅に増加、やや増加)」と「変わらない」が「減少(大幅に減少、やや減少)」の割合を上回り、営業利益においても前期比、先行きともに「増加」と「変わらない」が全体回答の約70%を占め、増加傾向となった。
一方で、経常損益では「やや悪化」が10.5%減となったが、「やや好転」も5.1%減となり、「変化なし」は13.7%増となった。この傾向は先行きにおいても同様で、「やや悪化」が12.3%減、「やや好転」も5.1%減、「変化なし」が11.8%増となった。

労働力であるドライバーの過不足については当期、先行きともに、前回調査より「不足」が微減したが、ドライバー以外では当期、先行きともに増加となった。

労働時間に関しては、前期比で「やや増加」が5.1%減、「やや減少」が5.9%増、先行きも「やや増加」が14.4%減となっており、前期までの増加傾向から減少傾向に転じている。

※ ( )内は回答事業者54社の中で占める割合を示している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者