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2018年08月02日

【流 通】村田製作所 IoTで路面状況を「見える化」する路面検知システムを開発


村田製作所はIoTを活用した低コストで効率的な道路保全と自動運転社会への貢献を目指し、独自のセンサ情報と画像技術を組み合わせた高精度な路面検知システムを開発し、実証実験を開始している。

同システムは一般車両に搭載することができ、ジャイロセンサ、加速度センサ、ショックセンサやマイクなどから得られるデータをもとに、さまざまな環境下において、道路の老朽化度合いなどの路面状況を「見える化」することで、効率的な道路保全を実現する。たとえば、道路管理者である自治体などは、これらの情報を得ることにより、道路の状況を把握し、道路保全の効率化と行政サービスの向上を図ることができるようになる。

また、凍結など天候とともに変化する路面情報は、自動運転社会に必要とされる高精度マップにおいても必須の情報になる。同システムから得られた情報をリアルタイムに提供することにより、自動運転社会に貢献することも構想している。現在、同システムの事業化に向け、さらなる社会実証実験などを計画している。今後、得られた情報を有効活用する方法についても検討を進め、新たなサービスの創出や社会インフラサービスへの貢献を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通