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2018年07月27日

【知 識】ダイキンとNEC 執務空間の知的生産性向上に効果的な温度刺激の与え方を実証


ダイキン工業とNECは、オフィスなどの執務空間での知的生産性向上には空調による温度刺激が特に効果的であることを、知的生産性を高める空気・空間を実現するための共同研究において実証した。さらに、眠気の兆しが見えた早期の段階で刺激を与えることが、覚醒度(※1)を保つのに効果的であることも明らかにした。

知的生産性を高めるには、眠気をおさえて覚醒度を適切に保つことが重要だと言われている(※2)。今回、覚醒度を適切に保つにはどのような方法・タイミングの刺激がよいかを確かめるため、定期的に被験者の覚醒度を測りながら、空調(温度)・照明(照度)・アロマ(芳香)それぞれの刺激を与え、覚醒度の変化を検証した。

その結果、空調による温度刺激では、環境変化を与えない場合と比較して平均の覚醒度が5段階中、最大で約2段階分上昇し、さらに45分以上眠気を抑制し続けることがわかった。また、照明やアロマによる刺激では、環境変化を与えない場合と比較して、覚醒度が最大0.5段階分上昇することを確認した。さらに既に眠い状態になってからではなく、眠気の兆しを検出した時に刺激を与えることで覚醒効果が大きくなり、その効果は温度・照度・芳香刺激など、刺激の与え方や組み合わせで、高められることがわかった。

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識