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2018年07月20日

【アジア】住友電気工業、インド貨物専用鉄道建設プロジェクト向け電車線の納入開始

住友電気工業はインド政府が進めている貨物専用鉄道(Dedicated Freight Corridor 以下、DFC)建設プロジェクト向けに全長約3,400km(路線距離約1,340km分)のトロリ線を受注し、納入を開始した。同社の海外鉄道案件としては、過去最大規模の受注量となる。

JICA(※1)とインド政府は、デリー〜ムンバイ間産業大動脈(DMIC)構想(※2)を進めており、その一環としてDFC西回廊(デリー〜ムンバイ間)と東回廊(デリー〜コルカタ間)の貨物鉄道建設を進めている。

DFC西回廊の建設は、インド鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社(Dedicated Freight Corridor Corporation of India Limited)が手掛けており、双日とインドのLarsen & Toubro Limitedのコンソーシアムがその電化工事を受注している。住友電気工業は同コンソーシアムより、トロリ線の耐久性、耐熱性に優れている点や、国内外鉄道市場への納入実績等が評価され採用された。納入するトロリ線はレワリ〜ジャワハルラール・ネルー港間に使用される。

※1 JICA 国際協力機構(Japan International Cooperation Agency)
日本の政府開発援助(ODA)の 実施機関として、開発途上国への国際協力を行う組織。

※2 デリー〜ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)
デリーとムンバイの間に貨物専用鉄道を敷設し、周辺に工業団地、発電所、道路、港湾、商業施設などのインフラを民間投資主体で整備する、日本・インド共同の地域開発構想

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア