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2018年07月12日

【流 通】日本通運 機械化技術の採用による点呼精度向上の研究を開始


日本通運と日通総合研究所は交通運輸分野の課題解決に向けて国土交通省が行う「平成30年度交通運輸技術開発推進制度」に応募し、2018年6月1日に採択された。研究のテーマは「機械化技術の採用による点呼精度向上の研究」で、運行管理者が行う点呼に自動化技術を導入し、点呼の精度を向上させると同時に業務の省力化を図る。NTTドコモ、東海電子をはじめ、有識者・学識者等の協力のもと、3年間の研究を予定している。

貨物自動車運送事業輸送安全規則に定められた運行管理者の業務は、ドライバーの労務管理から、運行スケジュール管理、ドライバーの教育など多岐に渡りますが、その中でも、乗務前点呼・乗務後点呼については、ドライバーごとに異なる時間帯で実施するため、各事業者が非常に多くの時間・労力を費やしている。また、所属するドライバーが多く、複数の運行管理者がいるような営業所では、個々のドライバーの既往症や健康管理の状況、前日の運行状態、健康状態などの情報の引継ぎが行いにくいなど、点呼の精度という観点からも多くの課題が存在する。

将来的には「事故をなくす」という観点から、事業者が運行中のドライバーの体調をどのようにモニタリングしていくのか、車両側で持つ車両のコンディションに関するデータをどのように事業者が活用できるか等の課題を解決するため、今後の運行管理の手法の高度化に繋がるように取り組みがなされる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通