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2018年07月02日

【環 境】東レ、オリックスなど 中国で水処理事業における戦略提携協議書を締結


東レ、オリックスと中国本土で上下水道ビジネスを展開する中国水務集団(以下「中国水務」)は、中国での水処理・水環境事業において、戦略提携協議書を締結した。

中国では、昨今の急激な経済発展や都市部の人口集中に伴い、環境汚染が深刻化する中、2015年に環境保護法が全面改正されるなど、近年政府による環境規制の強化が進んでいる。水資源においても量的・質的不足が大きな課題であり、浄水場における上水の管理モデルや配管など給水設備の老朽化などの問題のため、水道水は一度加熱したものを飲用する習慣があるほか、下水や工業排水などにおいても品質向上に対するニーズが急激に高まっている。

今回の提携では、中国水務の上水道設備に東レの膜ろ過技術を導入し、中国各地の住居、学校、市庁舎などにおいて、直接飲用に適した水道水を供給することで、「水道の水を直に飲む」という文化変革の浸透を図る。また、既存の下水処理施設の設備更新や新規施設の建設において水処理膜の技術提供を行うほか、東レの家庭用浄水器の販路拡大でも協業する。将来的には、中国水務が主に都市部で運営している下水処理設備を農村部に展開することにより、都市部と農村部で差がある浄水、汚水処理技術の普及拡大も目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】