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2018年06月15日

【物 流】全ト協 「トラック運送業界の過労死等防止計画」パンフレットを作成


全日本トラック協会は「過労死等防止計画」を分かりやすくまとめた「トラック運送業界の過労死等防止計画」パンフレットを作成した。

全ト協は過労死等の根絶を図るため、平成29(2017)年4月に関係行政機関の協力を得て、各界の有識者等で構成する「過労死等防止計画策定ワーキンググループ」を設置し、トラックドライバー等の過労死問題の究明に取り組んできた。

ワーキンググループではトラックドライバーの労働実態や疲労感などについてアンケート調査などを通じ、実効性のある過労死防止対策を検討し、脳・心臓疾患による過労死等の発症を2022年までの5ヶ年で20%削減すること等を目標に掲げた「過労死等防止計画」を策定した。今回作成したパンフレットはそれを求めたもので、具体的な対策として以下の8項目を掲げている。

@時間外労働時間を段階的に削減する
A所定の休日を配置し、計画的に運用する
B睡眠時間の確保と規則的な運行
C点呼におけるドライバーの疲労・健康管理の強化
D定期健康診断の完全実施とフォローアップ
Eハイリスクドライバーへの保健指導及び生活習慣の改善支援
F労務・運行管理や疲労・健康管理の継続的な取り組みの仕組みづくり
G過労死等と健康起因事故の両面から防止対策を推進する

また、緊急対策の取り組み手順として、ハイリスク者発見方法のほか健康診断のフォローアップの仕組み案等を掲載した上で、計画の実践が着実に行われているかチェックするよう促している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者