<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年06月15日

【アジア】商船三井 ベトナム・ラックフェン港 コンテナターミナル開業

商船三井が共同出資するHaiphong International Container Terminal(本社:ハイフォン、ベトナム)が、ラックフェン港の新コンテナターミナルHaiphong International Container Terminal(以下「HICT」)の開業式典を行った。

HICTはベトナム北部における初の大水深バースを有するターミナルであり、14,000TEU型のコンテナ船を受け入れることができる。アジアと北米、欧州を直接結ぶ大型船の寄港が可能となることから、輸送日数の短縮や輸送コスト削減の需要に応えるとともに、ハイフォン工業団地を始めとするベトナム北部の経済発展に貢献していく。また、商船三井はラックフェン港における曳船事業へも参画しており、今後増加が期待される大型コンテナ船の寄港サポートを通じて、HICTの需要拡大に応えるとともに、安全運航にも努める。

HICTの開業はラックフェン港自体の開港も意味し、このラックフェン港建設プロジェクトは、日越政府間最初の官民連携事業(PPP "Public Private Partnership”)となる。ベトナム政府が日本政府からの円借款により、航路浚渫をはじめ、埋立、護岸、防砂堤、防波堤、カットハイ島までの海上橋およびアクセス道路などの各種建設工事を行っている。商船三井が出資するHICTは民間事業者として敷地を借り受け、コンテナターミナルを運営する。

商船三井グループは2011年にベトナム南部カイメップ港においてコンテナターミナル(Tan Cang - Cai Mep International Terminal、同社21.33%出資)を開業し、かねてからベトナムのインフラ発展に力を入れてきた。北部においても、ハイフォン地区での通関・倉庫・内陸輸送等のロジスティクス事業や、コンテナデポ事業を展開しており、今回開始するターミナル事業を加えることで、今後大きな発展が期待されるベトナム北部での業容をさらに拡大した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア