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2018年05月30日

【環 境】鴻池運輸 インドでの鉄道コンテナ輸送事業を強化


鴻池運輸はインドのAssociated Container Terminals Limited(以下「ACTL」)と合弁で2016年10月にインドに設立した鉄道コンテナ輸送事業(CTO)会社Joshi Konoike Transport&Infrastructure(以下「JKTI」)は、自社専用のコンテナ積載用車両2編成を完成させ稼働を開始した。

JKTIはCTO事業者として、西インド主要3港(ナバシェバ港、ピパバブ港、ムンドラ港)とデリー首都圏近郊のファリダバッドのインランドコンテナデポ(以下ICD)を結んだ国内一貫輸送を行っている。同コンテナデポの取扱量は4500TEU/月で、他社との共同運行を行い計8編成を投入し週7便のサービスを提供している。

そこで、JKTIは今回の自社専用車両2編成を投入、より機動的で信頼性の高いサービスを提供することを目指す。今後は、さらなる輸送量拡大が見込まれる自動車・二輪車・化学品・家電などの日系企業も開拓するべく、今後も追加で2編成を自社車両して投入する予定。

インドでは、2020年に日印の国家プロジェクトである貨物専用鉄道の開通が予定されており、将来的にトラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトが加速すると予想され、特に内陸部のデリー首都圏近郊では、海上コンテナ貨物を輸出入するための鉄道輸送と、その発着場所となるICDの重要性が増している。今後、インド国内の貨物量の増加や貨物専用鉄道開通により、ほかのICDへの乗り入れが可能になれば、さらなる車両数の拡大も見込まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| モーダルシフト関係【内容】