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2018年05月29日

【物 流】JILS 「物流現場改善推進のための手引書」改定版を発行

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が「物流現場改善推進のための手引書」の改定版を発行した。

今回の改定では、物流企業188社回答のアンケート結果を基に、「物流現場改善活動を定着・活性化させるための6つの視点(@人材育成、A方針・目標の設定、B制度・仕組みの構築、C組織構造・組織体制、D社風・コミュニケーション、E企業間連携)」をまとめ、各視点に合わせた企業事例が交えて掲載されている。各視点のポイントは以下の通り。

<物流現場改善活動を定着・活性化させるための6つの視点>

@ 人材育成
物流現場改善活動の定着・活性化にはリーダーの育成及び活躍が必要となる。

A 方針・目標の設定
物流現場改善活動に関する方針・目標を設定し、それを経営層から現場レベルまで共有し、目標達成に向けた改善活動に取り組む必要がある。

B 制度・仕組みの構築
現場改善の取組みと成果を社内外で発表する機会を設けることは、改善活動の活性化に繋り、活動を推進する制度や仕組み作りを構築することが効果的である。

C 組織構造・組織体制
全社の改善活動をマネジメントする専門部署や担当者を設置することで、各物流現場の改善支援及び管理、人材育成計画の立案や改善成果の横展開等の多くの任務を遂行する。

D 社風・コミュニケーション
円滑なコミュニケーションを実現するため、柔軟性をもち様々な取組みを行うことが重要となる。これが組織の壁を取り払い、部門間連携や従業員のチームワークを向上させ、改善活動の活性化へと繋がる。

E 企業間連携
発荷主企業と着荷主企業、荷主企業と物流企業、物流企業同士等、利害関係がある企業間においても、物流現場改善活動の方針や目標を共有し、コミュニケーションを図りながら情報共有や検討を行う必要がある。

また、他に「現場活性サイクルチェックリスト」や「物流現場でよくある問題点・改善活動とKPI」、「物流現場でよくある問題点と改善活動実践策例ビジュアルサンプル」等、改善活動を推進する項目が掲載されいてる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者