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2018年05月23日

【流 通】日野自動車 ドライバー異常時対応システムを開発


日野自動車(以下 日野)は、ドライバーの急病等の異常発生時の車両停止を支援する「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」を開発した。平成30(2018)年夏、大型観光バス「日野セレガ」に標準装備し、商用車として世界で初めて(※1)商品化する予定となっている。

日野は「『交通事故死傷者ゼロ』に積極的に貢献していく」という方針に基づき、安全技術開発に取り組んでいる。近年、ドライバーの健康状態が急変したことによる事故が複数発生しており、この対策となる技術の開発も進めてきた。

ドライバーの急病等を原因とする事故では、車両がコントロールを失ったまま走行を続け、反対車線への逸脱やガードレール等への衝突といった二次被害が発生する可能性がある。被害を最小限にとどめるためには、異常発生後に一刻も早く車両を停止させることが有効である。利用者からも「万一の際に車両を緊急停止させる機能がほしい」という声が多く寄せられており、商用車メーカーの社会的責務として事故防止に貢献できる技術をいち早く世に出すべきという考えから、非常ブレーキスイッチで車両を止める方式のドライバー異常時対応システム(※2)を実用化した。大型観光バス「日野セレガ」に標準装備させ、同年夏に発売する予定としている。

今後も引き続き機能向上に向けて開発を進め、さらなる安全の追求のために取り組む。


※1 2018年5月21日現在、日野自動車調べ
※2 国土交通省策定「ドライバー異常時対応システム」技術指針に準拠

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通