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2018年04月27日

【知 識】パナソニックと京大 生活空間や家電製品のイノベーション創出に向け協力


パナソニック アプライアンス社デザインセンター(以下、パナソニック)は、京都大学工学研究科と、生活空間や家電製品のイノベーション創出に向けた協力関係を構築することに合意した。

デザインを取り巻く環境は大きく変化しており、単なるプロダクトデザインから、サービスやソリューションなど社会課題の解決にまで領域が拡大してきていく。パナソニックにおいても、家電単品のデザインから、家という空間全体へ、さらにコミュニティや社会と繋げていくことで、新たな「体験」をデザインし、「憧れの暮らし」創造に取り組んでいる。

今回、協力関係を構築する京都大学では、社会の発展に向けた総合的な対策をデザインできる人材を養成すべく、これまで情報学研究科・工学研究科・教育学研究科と経営管理大学院を中心に産業界や行政機関と連携しながら、「デザイン学」の確立と社会課題解決に取り組んできている。

パナソニックでは、京都大学におけるこれらの実績を踏まえ、蓄積された視点・知見を活用することで、デザインを起点として暮らしを豊かにするイノベーション加速に取り組む。同社は2018年4月、京都市内に家電のデザイン拠点を開設した。多様な知が集積する京都ならではの立地を活かし、外部との連携を強化していく。今後進めていく主な活動は下記の通り。

1. エキスパートとの人的ネットワークの構築
京都大学の諸学の幅広い領域において、デザイン学に関連する京都大学の先生を対象とするエキスパートインタビューや講演会を実施し、オープンな議論を進める。京都大学も将来の異分野融合による組織的産学連携に向けた課題探索を行う。

2. デザイン開発におけるインサイト(気づき・きっかけ)の獲得
京都大学の先生とのワークショップ等を通じて、気づきや指導をもとに発想を飛躍させ、家電の新たな商品開発の可能性を探っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識