<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年04月19日

【物 流】全ト協 「運行管理者のための血圧計活用のポイント」作成 高血圧予防を推進


全日本トラック協会は、運行管理者に向けて点呼時に運転者の血圧値を正しく測る方法や、測定された血圧値の評価法について解説したパンフレットを作成した。

全ト協では、過労死や健康起因事故につながる、脳・心臓疾患発症の要因となる高血圧の予防には血圧測定が重要であることから、乗務前点呼時の血圧測定を推進しており、平成29(2017)年に各都道府県トラック協会に対して業務用の全自動血圧計を配布し、同時に血圧計の普及に向けての調査を行った。

その結果、調査に参加した事業所の運行管理者や運転者の約8割が「今後も使いたい」と回答しているのに対し、血圧の値について運行管理者から「測定結果の解釈・判断がわからない」、「医療行為や運行可否の線引きが難しい」との意見も多く見られた。

これを受けて全ト協は、血圧計を活用するポイントをまとめたパンフレットを作成し、血圧を正しく測るための測定環境、測定姿勢、測定手順について解説しているほか、測定した血圧の最高値と最低値から乗務判断ができるように、図を使ってチェックができるようにしている。

全ト協は、日ごろ血圧値が正常な人でも、カフェイン飲料を飲むなど状況によっては血圧値が高く出る場合があることを指摘した上で、日々継続して血圧を測り記録をつけることで、数値の推移がわかるようにしておくことが大事だとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者