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2018年04月05日

【環 境】トヨタ自動車 量販型燃料電池バス「SORA」を発売


トヨタ自動車は、燃料電池バス(以下、FCバス)「SORA」(※1)の型式認証をFCバスとして国内で初めて取得し、平成30(2018)年3月7日より販売を開始した。

今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京を中心に100台以上のFCバス導入が予定されており、市街地を走行するFCバスが増えるにつれて、一般社会からの理解が高まっていくことを期待している。

トヨタ自動車は、人々に寄り添い、皆がそれぞれの可能性にチャレンジできる社会づくりへのサポートを通じて、生活や社会全体の向上や改善に貢献したいという決意を込め、自動車会社からモビリティサービス会社への変革を目指すグローバル企業チャレンジ「Start Your Impossible」を開始した。「SORA」の開発にあたっても、移動の自由を提供し、街のアイコンとして親しまれるバスを追求した。社会のために働くクルマであるからこそ、環境に配慮するとともに、災害時に電源として利用できる「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」(※2)を採用した。

※1 SORA
地球の水の循環を表しており、Sky、Ocean、River、Airの頭文字をつなげたもの。

※2 TFCS
燃料電池技術とハイブリッド技術が融合した技術。内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能に加え、3分程度の水素の充填で走行距離約650km(使用環境や運転方法に応じて大きく異なる)を達成するなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を実現している。さらに、大容量外部電源供給システムを搭載。災害などの停電時に、約60kWhの大容量、かつ最大9kWの電力供給能力を持ち、給電器(別売)に接続することにより、トランク内に設定された端子(CHAdeMO端子)からの電力を直流(DC)から交流(AC)に変換し、住宅や家電の電源としての利用が可能。車室内に設置したアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)には、家電を直接つないで使用することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】