<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年04月04日

【知 識】日立物流の物流施設内に佐川急便の営業所を開設


日立物流と佐川急便は、日立物流が京都府乙訓郡に保有する大山崎AE営業所内に佐川急便大山崎営業所を開設することを決定し、2018年4月1日より営業を開始した。

日立物流と佐川急便では資本業務提携締結後、両社の顧客基盤を活用した営業連携による提案力を強化し、様々なサービスの共同開発、施設・車両のシェアリングなどを実行してきた。今回、日立物流グループの大山崎AE営業所内に佐川急便の営業所を開設することで、ロジスティクスとデリバリーが融合した施設展開を実現、近隣事業者に対する新たなソリューション提案が可能となる。特にEC事業者に対しては物流加工からラストワンマイルまでをワンストップで提供することが可能となる。

日立物流グループの大山崎AE営業所が立地するエリアは、近畿地区の名神高速と京都縦貫道の動脈が交わる大山崎JCT(IC)が近く、佐川急便にとって、幹線輸送の利便性向上が見込まれ、顧客サービスと輸送品質の向上が図れる。さらに、大山崎AE営業所への輸送効率の向上、使用車両便数の削減による環境負荷低減などにも寄与する。なお、この取り組みは、物流分野における省力化・環境負荷低減を推進するための「改正物流総合効率化法」にもとづいた総合効率化計画として認定された。

これまで、佐川急便では、日立物流グループ大山崎AE営業所及びその周辺企業向けの配達は佐川急便八幡営業所にて担当、1日に大型約5台分の納品を行っていた。これを日立物流グループ営業所内に佐川急便の営業所を開設することで、企業間物流の発着地となる地域への営業拡大と、輸送工程を大幅に削減することができ、出店コストの抑制が可能となる。一方、日立物流グループにとっては、佐川急便の営業所が隣接することで、出荷作業が、佐川急便の受付締め切り時間直前まで対応可能となるほか、施設のシェアリングにより日立物流グループ施設の有効活用が図れ、稼働率の向上に繋がる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識