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2018年04月09日

【アジア】NEC インド・スーラト市に「バス自動料金収受システム」を導入

NECとNECインド社は、インド・グジャラート州のスーラト市に「バス自動料金収受システム」(Automatic Bus Fare Collection、以下AFC)を導入した。NECは今後7年間、同システムおよびバス運行管理センターの運用・管理を行う。

NECは、スーラト市のバスを運営するSurat Municipal Corporation(SMC)と2017年5月に契約しAFCを導入した。スーラト市では、AFC導入の第一フェーズとして、2017年10月に開始されたモバイルアプリケーション「スーラトシティリンク」と携帯型乗車券発券端末を利用して、市バス300台で現金によるQRコードチケットの発券が開始された。第二フェーズとして、現在、同市のバス高速輸送システム(BRT:Bus Rapid Transit)の駅195カ所と市バス650台で、現地の決済サービスRupay(ルペイ)(※)をベースとした非接触ICカードを用いて、自動改札機による運賃収受が始まっている。

AFCは、正確かつ信頼性の高い運賃収受が可能であるとともに、集められたデータをもとに各駅におけるバスの乗降客数を把握することで収益管理も可能である。また、非接触のRupayカードでの乗車が可能なため、乗客はバスの乗車券購入が不要となり、便利で環境に優しい移動手段を実現する。なお、Rupayをベースとした非接触ICカードは、SMCの市民センターやBRTの駅を含む市全体にある様々な場所で、紙幣・小銭・銀行のキャッシュカードを利用して簡単に購入・チャージ可能である。

※Rupay
インド決済公社が提供するVisaやMasterCardに準じたインド独自のプリペイド、デビッド、クレジットカードサービス。インド国内向けにコストを大幅に抑えた決済システムとして全国的に普及している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア