2018年04月03日
【環 境】東京ガス デジタルグリッドに出資
東京ガスは、ブロックチェーン技術を活用した電力及び環境価値の直接取引プラットフォーム事業等を行うデジタルグリッドに出資を行った。東京ガスが「アカリオ・ベンチャーズ」の一環として、エネルギー関連のスタートアップ企業に出資するのは初めてのことである。
現在の電力供給システムは、再生可能エネルギー等の普及によって、従来の大規模集約型から自立分散型のシステムに変化してきており、将来的には再生可能エネルギー発電事業者と電力消費者との間で、電力が直接取引されるようになる可能性がある。
今回出資したデジタルグリッドは、平成29（2017）年10月に設立されたスタートアップ企業であり、環境省の実証事業である「平成30年度ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値創出モデル事業」の実施主体として、再生可能エネルギーの環境価値を発電事業者で直接取引するプラットフォームを提供していく。また、今後は、各世帯に設置された太陽光発電の余剰電力を世帯間で直接取引するプラットフォームの提供を予定している。
東京ガスは、グループ2018-20年度経営企画「GPS2020」において「イノベーションの創出」を掲げており、スタートアップ企業、エネルギー関連のベンチャーキャピタル等への投資・協業を検討してきた。今回のデジタルグリッドへの出資を通じて、ブロックチェーン技術を活用した新たな電力事業の創出に関する知見を獲得していく。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】
