<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年03月26日

【流 通】インベスターズクラウド 「土地マッチング AIシステム」開発


インベスターズクラウドは、ビッグデータを活用した独自の「家賃推定エンジン」と「土地マッチングエンジン」を組み合わせた「土地マッチング AIシステム」の開発を開始する。

インベスターズクラウドは、これまでに蓄積された物件データや成約データ、運用データなどのプライベートデータとオープンデータ等を集積したビッグデータから、データの特徴(以下、特徴量)を分析し、物件ごと、地域ごとに最適な賃料を統計的に算出する、「家賃推定エンジン」の開発・運用を行っている。「家賃推定エンジン」の開発において、ビッグデータの機械学習に加えて、ハイブリッドアーキテクチャ(※)の採用により精度を向上させることで、正確性の高い家賃推定を可能にした。「家賃推定エンジン」の活用により、これまで人による経験や勘で行われていた賃料設定プロセスにおいて客観性が高まり、相場分析作業の自動化による賃貸管理業務の効率化を図ることができている。

今回、開発を行う「土地マッチング AIシステム」は、上記「家賃推定エンジン」と新しく開発する「土地マッチングエンジン」を組合せ、全国の土地情報からアパート経営に適した土地の選別を可能にする。同システムは、インベスターズクラウドの保有するデータベースに蓄積された土地情報を「土地マッチングエンジン」にインプットすることで、同社が提案するアパートの建築プランを自動で判定し、さらにこのデータを「家賃推定エンジン」と連携することで、周辺の生活環境情報や推定家賃、公共の都市計画等を組み合わせ、各物件の事業計画および利回りを計算する。また、部分的に人の手が介在していた「家賃推定エンジン」を、ディープラーニング技術を利用して自動的に特徴量の抽出をおこなうようAI化する。これにより、属人的に行われていた土地の仕入業務の効率化およびデータ活用型の利回り設定ができ、事業プラン作成のオートメーションが可能になる。

インベスターズクラウドでは、ディープラーニングによって不動産価値を構成する様々なデータから特徴量を自動抽出する研究や、人間のライフスタイルに対する志向情報を数値化する研究など様々な研究を行っており、今後はこれらの研究成果を組み合わせることで、より精度の高い推定エンジンの開発を目指す。

※周辺環境や地域特性を補正値として人が補う構造

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通