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2018年03月23日

【流 通】キヤノングループの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク」を開所


キヤノンは、茨城県坂東市に、高度な資源循環を実現するキヤノングループの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク」を開所した。

キヤノンエコテクノパークは、限りある資源の有効活用と廃棄物削減に向けて、リユース・リサイクルを通じた資源循環を追求する最新鋭の工場とショールームで構成されている。トナーカートリッジやインクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-T/CARS-I(※1)」によるリサイクルや、複合機のリマニュファクチュアリング(※2)を行い、使用済みの製品を再生し、繰り返し使い続ける高度な資源循環を目指す。

工場内は「クリーン&サイレント」をコンセプトに職場環境の整備を行い、従業員の働きやすさに配慮している。また、建屋は、ダブルスキン構造(※3)による夏季の遮熱と冬季の集熱を利用した空調システムを導入するなど省エネルギーや環境負荷に配慮をした設計となっており、建築環境総合評価システム「CASBEE(※4)」で「A ランク」を取得している。

なお、キヤノンエコテクノパークは、キヤノングループの環境技術を結集した環境活動の発信拠点として工場見学コースを設置し、小中学生などに向けた環境学習の場としてもご利用頂く予定としている。

キヤノンは環境ビジョン「Action for Green」のもと、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で、環境負荷の削減に取り組んでいる。これにより、製品 1 台当たりのライフサイクル CO2 を年率 3%削減することを目標に掲げ、2016 年実績では、2008 年比で約 34%、平均すると毎年約 5%の削減に成功している。


※1 CARS-T
Canon Automated Recycling System for Toner Cartridge の略。使用済みトナーカートリッジから取り出したプラスチック材料をトナーカートリッジの原材料として繰り返し再利用する「クローズドループリサイクル」を行っている。CARS-I は Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge の略。回収されたインクカートリッジの機種別の分別から、解体、粉砕、洗浄までの工程を行っている

※2 リマニュファクチュアリング
回収した使用済み製品を再生すること。回収した製品を部品レベルにまで分解し、劣化・摩耗した部品を取り除く。部品は基準を満たすまで洗浄・清掃して再利用し、新しい部品のみで生産される機器と同レベルの品質・信頼性のもと出荷される

※3 ダブルスキン構造
外壁ガラス面を 2 重ガラス構造にすること

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通