<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年03月22日

【流 通】富士通研究所 車載ネットワークでのサイバー攻撃を検知する技術を開発


富士通研究所は、車載ネットワークにおけるサイバー攻撃を検知する技術を開発した。

コネクテッドカーでは外部からの遠隔操作攻撃の危険性が指摘されており、攻撃を車内でリアルタイムに検知する必要があった。一般的な従来技術では、周期的に伝達される車載ネットワークのメッセージの間隔が許容範囲を外れるかどうかで攻撃メッセージを検知するが、実際のメッセージは受信タイミングが揺らぐことがあるため、正規メッセージを攻撃メッセージと誤って検知し、その結果、スムーズな走行の妨害となる可能性があった。

開発技術では、平常時のメッセージの受信周期を学習し、学習した周期に対応するメッセージの受信数と実際の受信数のずれを利用して攻撃の可能性を判定する。ずれが発生した場合、その後の受信メッセージのタイミングにより、検知結果を補正するため、誤って検知することなく、攻撃メッセージを検知することができる。この技術は、富士通が提供する「Mobility IoTプラットフォーム」を構成する要素として、2018年度での実用化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通