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2018年03月13日

【流 通】DNP シェアリングサービス向けデジタルキーのプラットフォーム開発


大日本印刷(以下:DNP)は、自動車や家、宅配ロッカーなどの各種シェアリングサービスやIoT機器の利用者認証用デバイス向けに、実際の鍵の代わりにスマートフォン(スマホ)アプリで電子鍵(デジタルキー)を提供し、鍵の開閉を行えるサービスのプラットフォームを開発した。

このプラットフォームは、デジタルキーの生成と開錠・施錠のための電子証明書を、対象となる自動車や家、ロッカー等のドアとスマホに発行するためのクラウドサービスと、アプリ開発キットを提供し、デジタルキーの安全な運用につなげていく。同プラットフォームの利用によって、シェアリングサービス事業者は、スマホを用いたデジタルキーの開発・運用管理の負荷を軽減でき、サービスの導入が容易になる。

近年、モノや空間、サービスなどを多くの人と共有したり貸し借りしたりする“シェアリングエコノミー”が広がっており、その市場は全世界で2025年に3350億ドル規模に成長すると言われている(総務省 平成27年版情報通信白書)。自動車や自転車、住宅のシェアのほか、モノのレンタル、家事や介護等のスキルのシェアリング、クラウドファンディングなど、多くのサービスが提供されているなか、生活者の利便性と安全性の向上の観点から、自動車や家等の鍵の開閉をスマホで行えるデジタルキーのニーズが高まっている。デジタルキーの運用に当たっては、各種機器やスマホがインターネットにつながることから、サイバー攻撃への対応など、よりセキュアなサービス環境が求められている。

DNPはICカード関連事業やソフトウエア開発等で培った技術・ノウハウを活かし、スマホ上でよりセキュアにデジタルキーサービスを利用できるプラットフォームを開発し、さまざまな業界のシェアリングサービスに提供していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通