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2018年03月02日

【流 通】静電容量型タッチ入力技術を応用し透明な静電容量式ガラス指紋センサーを開発


ジャパンディスプレイは、液晶ディスプレイに搭載してきた静電容量型タッチ入力技術を応用し、透明な静電容量式ガラス指紋センサを開発した。2018年度中の量産出荷を予定しているという。

静電容量式ガラス指紋センサは、スマートフォンやデジタルカメラ向けの液晶ディスプレイで展開している Pixel Eyesに搭載されているタッチ入力技術の原理を応用した。Pixel Eyesでは、液晶ディスプレイ表面に指が触れた時の静電容量の変化を検出するための機能が、ガラス基板上に形成されている。静電容量の変化が起きているエリアを特定することで、液晶ディスプレイ上のどのエリアに指が触れているかを検知する。この技術をさらに進化させ、指紋の凹凸による静電容量の変化を検出する技術の開発に成功した。同開発により、透明なガラス上に静電容量式指紋センサを形成することが可能になっした。今回開発したセンササイズ8mm×8mmの製品だけではなく、大型サイズや小型サイズへのラインアップ拡充をしていく。

将来的には、同社の持つフレキシブルディスプレイ技術を用い、フレキシブルで薄いセンサを実現することで、指紋センサを要する製品のデザイン自由度向上が期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通