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2018年01月26日

【物 流】JR貨物 平成29(2017)年度第3四半期輸送動向


日本貨物鉄道が、平成29(2017)年度第3四半期の輸送動向を発表した。

第3四半期は、10月が台風21号の接近、12月は東海道線輸送障害、東北・北海道地区での強風等の影響により、全体で高速貨403本、専貨18本(前年同期間 高速貨155本、専貨6本)が運休となった。

コンテナの本年実績は5,946千トン(前年実績5,859千トン 前年比1.5%増)となった。品目別輸送では、積合せ貨物がドライバー不足を背景に、東海・九州地区間等の中長距離帯での利用が増加し766千トン(同実績722千トン 同比6.1%増)。自動車部品は、10月中旬以降に関東・九州地区間で荷量が減少したものの、東海地区が好調で220千トン(同実績204千トン 同比8.0%増)。また、エコ関連物資も128千トン(同実績117千トン 同比9.7%増)と堅調に推移し、食料工業品(本年実績970千トン 同実績963千トン 同比0.7%増)や化学薬品(本年実績394千トン 同実績385千トン 同比2.3%増)も前年を上回る結果となった。

一方、紙・パルプは印刷紙・コート紙の需要減少により789千トン(同実績805千トン 同比2.0%減)と大幅な減送となった。また、化学工業品(本年実績541千トン 同実績548千トン 同比1.3%減)、家電・情報機器(本年実績109千トン 同実績113千トン 同比2.9%減)も前年を下回る結果となった。
車扱の本年実績は2,551千トン(同実績2,458千トン 同比3.8%増)となった。品目別では、石油が10月以降に新規利用が開始したことや、配送圏の見直しに伴い鉄道への切り替えが進んだことから1,775千トン(同実績1,676千トン 同比5.9%増)と好調に推移した。他方、セメント・石灰石は需要減少等により351千トン(同実績359千トン 同比2.5%減)と低調に推移した。

コンテナと車扱の合計は、8,497千トン(同実績8,317千トン 同比2.2%増)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者