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2018年01月24日

【物 流】平成29(2017)年12月分 JR貨物輸送動向


日本貨物鉄道(JR貨物)は、平成29(2017)年12月分の輸送動向を発表した。

同月は、中旬に発生した東海道線輸送障害や下旬に発生した東北・北海道地区での強風等の影響により、月全体で高速貨154本、専貨2本が運休となった(前年実績、高速貨78本運休)。また、台風18号の影響で不通となっていた日豊線については、同月18日に運転が再開され、復旧までの間はトラックによる代行輸送を実施した。
コンテナの輸送実績は1,981千トン(前年実績1,948千トン、前年比101.7%)となった。
 
品目別の輸送実績では、積合せ貨物が263千トン(同比105.9%)と増加した。背景としてはドライバー不足が関係しており、さらに年末需要も旺盛となり九州向けを中心に鉄道へのシフトが進んだ。食料工業品では、共同輸送が進んでいる大阪発北陸向けや北海道内のビールに加え、北海道の菓子類が順調に推移し349千トン(同比101.4%)と前年を上回った。また、自動車部品70千トン(同比104.5%)、エコ関連物資44千トン(同比106.6%)、化学薬品130千トン(同比102.6%)とそれぞれ前年を上回った。

一方で印刷紙・コート紙の需要が減少したため、紙・パルプ262千トン(同比98.9%)となったほか、家電・情報機器37千トン(同比98.0%)、化学工業品176千トン(同比98.3%)となり前年を下回った。

車扱いの輸送実績は1,001千トン(前年実績933千トン、前年比107.3%)であった。

品目別の輸送実績では、石油が好調に推移し720千トン(同比106.0%)、セメントは定期修繕時期の変更により122千トン(同比118.3%)と前年を大きく上回った。
 
コンテナと車扱の輸送実績合計は2,982千トン(前年実績2,880千トン、前年比103.5%)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者