<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年01月24日

【知 識】新日鉄住金エンジニアリングと麻生商事 福岡市で下水汚泥固形燃料化事業


新日鉄住金エンジニアリングと麻生商事は、新日鉄住金エンジニアリングを代表企業とする共同事業体を設立し、2017年12月27日付で福岡市との間で「西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業」の基本契約を締結した。

同事業は、下水汚泥処分先の長期安定確保,バイオマスエネルギーとしての有効利用及び地球温暖化防止の観点から、既存の焼却方式に代わり燃料化方式が採用され、総合評価による事業者選定が行われた。同事業にあたり、新日鉄住金エンジニアリングは、汚泥有機分ほぼ全てを回収することができる造粒乾燥方式の下水汚泥固形燃料化システム(以下「ジェイコンビ」)を提案、下水汚泥の性状変動への対応や周辺環境に配慮した臭気対策等が評価を得て落札に至った。同事業における二酸化炭素の排出削減量は、年間約9,500トンを想定している。

今後は、2021年1月まで施設の設計・施工、2021年2月から2041年1月までの20年間にわたり維持管理・運営業務および下水汚泥固形燃料の買取・販売業務を行う。計画では固形燃料はセメント工場等で石炭代替として燃料利用される。

ジェイコンビの受注実績は、新庄市・福島市・北九州市・広島県・名古屋市に続き本件で6件目となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識