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2018年01月23日

【流 通】ISID トヨタのアジア3拠点と日本を結ぶVR集合教育の実証実験に成功


電通国際情報サービス(以下 ISID)は、トヨタ自動車(以下トヨタ)向けに開発した遠隔地3D車両情報共有システムを用いて、Toyota Motor Thailand Co.,Ltd.(タイ)、Toyota Motor Philippines Corp.(フィリピン)、PT.Toyota-Astra Motor(インドネシア)およびトヨタ 多治見サービスセンター(以下多治見 SC)を結ぶVR(※)集合教育の実証実験を行い、成功した。同実証実験は、2017年10月19日に発売された新型レクサスLSの技術講習会を対象に実施され、実車による集合教育を十分に補完し、教育の充実が可能であることが確認された。

トヨタでは従来から、新型車の機構や構造に対するサービス技術情報を共有するため、世界中の拠点から日本の多治見SCにエンジニアを集め、実車を用いた集合教育を行っているが、コストや時間的な制約もあり、大勢の参加には限界があった。そこで、これまで参加できなかったエンジニアへも、より効率的かつ効果的に教育を行える環境の実現に向けて、2017年6月にISIDが開発パートナーとなり、VRを活用した遠隔地3D車両情報共有システムを開発した。今回の実証実験は、アジア3拠点を対象とした集合教育にこのシステムを適用し、その有用性を実証するために行われた。

※ VR:Virtual Reality
仮想現実。コンピュータグラフィックス等で作り出された仮想世界を、現実のように体験できる技術

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通