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2018年01月22日

【環 境】デンソーとFLOSFIA 電動化車両向け次世代パワー半導体開発で協業


デンソーと京大発ベンチャー企業のFLOSFIAは、次世代のパワー半導体の材料として、コランダム構造酸化ガリウム(以下、「α-Ga2O3」)の車載応用に向けた共同開発を開始することを決定し、あわせてデンソーがFLOSFIAのシリーズCの新株を引き受ける資本提携をした。

α-Ga2O3は京都大学・藤田静雄教授が世界で初めて単結晶合成に成功し、5.3eVと高いバンドギャップをもち、絶縁破壊電界が大きいことなどから、従来のシリコン(Si)やシリコンカーバイド(SiC)にかわる次世代の低損失パワー半導体材料として期待されている。 α-Ga2O3を用いることで、電動化車両に搭載されるインバーターの低損失、低コスト、小型軽量化が期待でき、電気自動車など電動化車両の普及に貢献することが見込まれている。

両社はα-Ga2O3の車載応用に向けた共同開発を通じ、自動車の電動化におけるキーユニットであるPCUの技術革新を目指す。これにより、自動車の軽量化や燃費改善を推進し、環境性能の向上に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】