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2018年01月12日

【知 識】鹿児島県とヤマトHDなど 県産品の輸出拡大に向けて輸送スキームを構築

鹿児島県、鹿児島アグリ&フード金融協議会(※)、ヤマトホールディングスとANA総合研究所は、鹿児島県から沖縄県へ毎日運航があり、輸送距離が短いという地理的優位性を持った海上輸送ネットワークと、沖縄国際物流ハブを基点としたアジア圏への航空輸送ネットワークを組み合わせ、スピーディーかつリーズナブルな新たな輸送スキームを構築した。県内事業者のさらなる販路拡大を支援し、県産品の輸出拡大に取り組んでいく。

新たな輸送スキームは、鹿児島県の新港から沖縄県の那覇港まで海上輸送し、沖縄国際物流ハブを活用してアジア圏へ航空輸送する。例えば、鹿児島県内の事業者が香港へ船便で送る場合と比べ、リードタイムを8日から4日へと半分に短縮でき、また、福岡空港から航空輸送する場合と比べ、輸送コストを約2割から3割程度、削減できる。

四者は2017年1月の連携協定締結以降、それぞれが有する資源やノウハウを生かし、輸出に意欲的な県内事業者等への訪問活動や海外での県産品のPRなどに取り組んできた。一方で船便より早く、航空貨物便より低コストで産品を送りたいという事業者のニーズに応えるため、検討を重ねてきた。

※ 鹿児島アグリ&フード金融協議会
構成金融機関:鹿児島銀行、南日本銀行、鹿児島相互信用金庫、鹿児島信用金庫、奄美大島信用金庫、鹿児島興業信用組合、奄美信用組合

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識