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2017年12月15日

【流 通】建材とAIスピーカーをIoT技術で連携させた住まいのリンクシステムを開発


LIXILは、より便利で安心な「これからの住まい」を実現するため、家電やデジタル機器だけではなく、玄関ドアや窓シャッターなどの建材までIoT技術でトータルにつながる、住まいのリンクシステムを開発した。LIXILではこのシステムを、建材とAIスピーカーを連携させた国内初(※1)の商品として、2018年4月(予定)より全国で発売を開始する。

LIXILが考える「これからの住まい」は、“省エネで健康・快適な住まい(住宅性能の向上)”と“より便利で安心な暮らし(生活価値の向上)”の両面から、豊かで快適な住生活をサポートする住まいである。同社ではこれまで、“住まいのIoT”に関する実証実験施設(※2)での研究を通じて“これからの快適な住生活”についての知見やノウハウを蓄積してきた。

同システムは、家電だけではなく建材、住宅設備機器などを操作・連携させる「ホームコントローラ」と、各種センサや、カメラ、AIスピーカーなどを操作・連携させる「リンクコントローラ」を、LIXIL独自の技術により融合させることで、住まいをトータルでIoT連携させる新しいシステムとなる。これにより、住宅内のさまざまな操作機器と各種センサが連携し、AIスピーカーやスマートフォンアプリによる一括管理・コントロールはもちろんのこと、普段何気なく操作している玄関ドアの開閉など、建材を操作することでも、エアコンや照明を自動で連動させることが可能となり、これまでにない快適な住生活の可能性を広げる。
 
また、離れて暮らす家族や、外出時の子供の帰宅など、玄関ドアの開閉を“きっかけ”にカメラが連動し、その映像をメールでスマートフォンに知らせすることなども可能。さらに、一般的な家電製品で使われる赤外線式のリモコンも組み合わせることができ、暮らし方にあわせた機能を自由にカスタマイズすることも可能である。

※1 同社調べ
※2 東京大学生産技術研究所とLIXILの共同実証実験住宅(COMMAハウス)や、人・モノ・家・社会が情報で結ばれた「住生活の未来」についての研究施設(U2-Home)など

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通