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2017年12月07日

【物 流】NEXCO東日本とNTTドコモ 「AI渋滞予知」による渋滞予測実証実験開始


東日本高速道路(以下、NEXCO東日本)は、NTTドコモと2017(平成29)年12月2日より、東京湾アクアライン(以下、アクアライン)において日本の高速道路会社では初めて「AI渋滞予知」による渋滞予測実証実験を開始した。

「AI渋滞予知」は、NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成される人口統計とNEXCO東日本が保有する過去の渋滞実績および規制情報等を利用し、これらをかけ合わせ、人工知能(渋滞予知モデル)を通じて関係性を学習し、パターン化することで、渋滞を予測する。

なお、実証実験に先立ち、2015(平成27)年1月から2017(平成29)年4月までのアクアライン上り線の渋滞実績と、NTTドコモが保有する当該期間の人口統計を基に、「AI渋滞予知」による予知精度を評価する検討を実施したところ、10km以上の渋滞予測の見逃し率が従来の渋滞予報カレンダーの6%と比較し、「AI渋滞予知」では1%となった。

今回は、2017(平成29)年12月2日から2018(平成30)年3月31日(予定)までの間、実施され、NEXCO東日本のお客様向けWEBサイト「ドラぷら」で予測した渋滞予測結果と渋滞予測時間帯で利用できる「ヨル得」クーポン情報を配信することで、交通の分散を図るとともに、周辺地域の活性化を目指す。
また、同年2月からは、渋滞予測結果を「ドラぷら」アプリによってお知らせする機能も付加する予定となっている。

今後も、NEXCO東日本とNTTドコモの両社は、人工知能を活用した「AI渋滞予知」に基づいた渋滞予測を通じて、交通課題の解決に一層強化して取り組むとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連