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2017年11月30日

【環 境】大阪ガス タイでバイオガス精製と天然ガス自動車燃料供給の商用実証事業開始


大阪ガスは、タイの企業であるAgriculture of Basin Company(以下「ABC社」)と共同で、タイにおいて、農業残渣等から発生するバイオガスから二酸化炭素等を取り除き、高純度のメタンガスを製造し、天然ガス自動車へ供給する商用実証事業を開始した。

実証事業(※1)では、ABC社が自社のパーム油製造工場において工場廃水中の有機物をメタン発酵させ、発生したバイオガスを大阪ガスが精製し、メタンガスを製造する。ABC社は精製メタンガスを自社が所有する天然ガス自動車の燃料として利用(※2)する。実証事業は約1年間実施する予定で、同社は商用展開を想定した250 N立法m/h規模のバイオガス精製装置を試験運転し、長期の運転における安定性確認、メタンガスの製造コストを最小化するための運転方法、自動車燃料としての有効性等の検証を行う。ABC社は、今回の実証試験の成果をもとに、今後も工場で発生するバイオガスを天然ガス自動車の燃料として有効利用する取り組みを積極的に展開していく。
 
※1 実証試験装置の建設は、大阪ガスの現地子会社であるOSAKA GAS (THAILAND)が担当。同社は実証試験期間中も必要な協力を行う予定

※2 自動車用燃料に関するタイの品質基準に適合していることを確認したうえで実施

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】