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2017年11月27日

【物 流】秋田の道の駅「かみこあに」で自動運転サービスの実証実験実施


国土交通省(以下、国交省)は、高齢化が進行する中山間地域における人流・物流の確保の為、平成29(2017)年12月3日に秋田県上小阿仁村にある道の駅「かみこあに」で自動運転サービスの実証実験を行う。

現在、国交省では平成32(2020)年までの自動運転サービスの社会実装を目指し、全国13か所で様々な実証実験を行っている。今般、道の駅「かみこあに」では路面積雪時の走行における、埋設された電磁誘導線や磁石の読み取り性能などの路車連携技術が検証される。

[実験の詳細]
使用される車両はバスタイプ2車種と乗用車タイプ2車種の計4車種である。自動運転の段階としてはレベル2とレベル4が予定されている。
レベル2:運転手は運転席に座るがハンドルなどは操作せず、車両側が運転操作を実施(ただし、緊急時は運転手がハンドルを握るなど運転操作に介入)
レベル4:運転手が運転席に不在で、車両側が運転操作を実施(ただし、交通規制により一般車両を排除した区間に限定される)

検証の内容は以下の5点である。

@ 道路・交通
・相互に円滑な通行の為の道路構造要件
・自動運転に必要となる道路の管理水準
A 地域環境
・路面積雪時における電磁誘導線や磁石読み取り性能の検証
B コスト
・電磁誘導線の整備、維持管理コスト
・車両の維持管理コスト
C 社会受容性
・自動運転技術への信頼性、乗り心地
・運転手不在に対する心理的影響
D 地域への効果
・集落・道の駅間での配送実験
・高齢者などの外出を促す実験

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連