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2017年11月21日

【物 流】JR貨物 輸送動向(2017年10月分)


日本貨物鉄道(JR貨物)は、2017年(平成29年)10月分の輸送動向を発表した。

同月は、台風21号接近の影響等により、月全体で高速貨235本、専貨16本が運休となった(前年実績、高速貨20本が運休)。台風18号の影響で不通となっている日豊線についてはトラックによる代替輸送を実施した。

コンテナの輸送実績は1,963千トン(前年実績1,966千トン、前年比0.1%減)となった。

品目別の輸送実績では、積合せ貨物が249千トン(同比5.5%増)と増送。ドライバー不足による鉄道へのシフトが続き、東海・九州地区間や関西・広島地区発関東地区向けの輸送を中心に好調であった。また、自動車部品も東海地区発東北地区向けの輸送が堅調に推移し、74千トン(同比14.0%増)と前年を上回った。

一方、紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要減に伴い253千トン(同比5.6%減)と大幅な減送となった。農産品・青果物が北海道産玉葱の出荷調整に加え、北海道・東北産民間流通米が8月の日照不足による生育遅れが影響し、233千トン(同比3.2%減)と前年を下回った他、食料工業品が気温低下に伴い清涼飲料水の出荷が落ち込み302千トン(同比2.0%減)と減送した。

車扱の輸送実績は748千トン(同実績710千トン、同比5.4%増)となった。

品目別の輸送実績では、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから478千トン(同比6.3%増)と前年を大きく上回る結果となった。

コンテナと車扱の輸送実績合計は2,711千トン(同実績2,675千トン、同比1.3%増)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者