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2017年11月07日

【物 流】大阪府のトラック運送業界景況感(平成29年7〜9月)


大阪府トラック協会は、平成29(2017)年7月〜9月期におけるトラック運送業界の景況感調査結果を公表した。回答53社における今期の景況感調査結果は下記の通りである。

1.実働率・実車率
実働率は前期比で「上昇」との回答が3.9%増加。反面、「やや低下」回答も同比1.4%増。実車率は前期比で「上昇」との回答が2.2%増加。「やや低下」回答が同比0.7%の微増。

2.ドライバー・ドライバー以外の過不足
ドライバーの過不足については、前期比で「やや不足」回答が7.8%増加したものの、先行きについて、「不足」回答が4.9%減、また「適当」回答が5.7%増となっており、若干の期待感がある。
ドライバー以外の過不足については、前期比で「不足」回答が10.7%増、先行きについても「不足」回答が10.1%増と、これまでの景況感調査では見られなかった強い不足感が見られるため、今後の動向に注意が必要。

3.所定労働時間(休日労働を含む)
前期比で「大幅に増加」回答が1.9%増となった一方、「大幅に減少」回答も1.9%増となっていることから、企業間格差が生じていることが推測される。

4.貨物の再委託の割合
前期比で「大幅に増加」「やや増加」回答が20.0%増と大幅に増加。「やや減少」回答にも微増は見られるが、全体として増加傾向にある。
 
5.輸送数量全体
前期比で「やや増加」回答が3.5%増。先行きについても「やや増加」回答が5.9%増。

6.運賃・料金の水準
前期比で「やや低下」回答の増加が見られるものの、「やや上昇」回答が5.2%増と割合としては上昇傾向にある。先行きについても「やや低下」回答が0.6%減少していることから、運賃・料金の上昇傾向を見通す割合が高いと推測される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者