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2017年10月24日

【物 流】全ト協 「危険物荷卸し時相互立会い推進全国一斉キャンペーン」実施


全日本トラック協会タンクトラック・高圧ガス部会は、危険物の荷卸し時における相互立会い推進のための全国一斉キャンペーンを実施する。

危険物を荷卸しする際には混油や誤注入、オーバーフローといった事故を防ぐために、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側の双方の危険物取扱者が危険物の油種、量、注入口、タンクの残量等を確認し、静電気による災害等を防止する措置を取った上で行う必要がある。こうした措置は事故を未然に防ぐための義務として、消防法13条第3項をはじめ、政令、消防庁からの通達等において確実に実施するように明記されている。

しかし、依然として全国各地の危険物取扱所等において、危険物の荷卸し時における事故が後を絶たない状況にある。事故の発生要因として、荷卸しの際に荷卸しをする側、受ける側双方の危険物取扱者が立会わず、事故防止のために必要な確認を行わなかった事が考えられる。混油や誤注入、オーバーフローといった事故はひとたび発生すると、直接、間接に大災害へとつながる恐れがあることから、事故防止対策を徹底することが、業界関係者に課せられた社会的使命となっている。こうした観点から本キャンペーンは、広く関係先に対して危険物荷卸し時の相互立会いの必要性や重要性を周知徹底し、危険物取扱所等における相互立会いの確実な実施の推進を目的としている。期間は平成29(2017)年11月1日から同月14日まで。相互立会い時の確認事項は下記の4点である。

1. 納品書の確認
2. 荷卸し前、タンク在庫量の確認
3. 荷卸しタンク(注入口・油種・数量)の確認
4. 荷卸し後、タンク在庫量の確認

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者