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2017年10月20日

【流 通】キッコーマンの塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ JAXAの宇宙日本食に認証


キッコーマン食品の「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」が、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)により、「宇宙日本食(しょうゆ)」として認証された。

「宇宙日本食」は、2006年にJAXAより認証基準が発表された。認証された「宇宙日本食」は、JAXAが管理する「宇宙日本食」のリストに加えられ、宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(以下、ISS)に滞在する際に、宇宙食として携行される。

宇宙食は、長期にわたり、有人宇宙開発を行ってきた米国とロシアによって開発されてきたが、現在では日本を含むISS計画の国際パートナー各国が、ISSに宇宙食を供給することが可能となっている。

JAXAは、ISSへの長期滞在を予定している日本の宇宙飛行士に向けて、日本食の味を楽しみながら、栄養バランスの向上、精神的ストレスの軽減、パフォーマンスの維持・向上に寄与することができる「宇宙日本食」の充実化を目指している。また、「宇宙日本食」は、国際パートナー各国の宇宙飛行士に利用されることも期待されている。

キッコーマンは、“生しょうゆのおいしさを宇宙まで届けたい”という思いから、「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」を「宇宙日本食」として申請し、JAXAによる厳しい安全・品質基準による審査を経て、認証された。

宇宙空間では、地上に比べて骨密度が低下しやすく、さらに、食事の際にナトリウムを摂取するとカルシウムの代謝が進むため、骨密度が一層低下する。このような宇宙での環境を考慮し、同社では市販の“生しょうゆ”アイテムの中から、食塩分を25%カット(※1)した「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」を選び、エントリーした。

容器・包装は、市販の「キッコーマン いつでも新鮮」シリーズの“やわらか密封ボトル”と同じ容器を使用し、このボトルをアルミパウチに包んでいる(※2)。“やわらか密封ボトル”は、注ぐ量を調節しやすい機能があり、宇宙の無重力空間でも“一滴単位”でしょうゆを出すことができる。

これまでに「宇宙日本食」として認証された食品のうち、日本の伝統的な“醸造技術”でつくられた調味料は、「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」が初めてである。今後、宇宙飛行士によって実際に宇宙へ携行されることが期待される。

※1 通常のこいくちしょうゆ(食塩分17.5%)と比較して
※2 ラベルは市販品と異なり、JAXA指定のラベルを貼付

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通