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2017年10月16日

【知 識】豊田通商と近畿大学 完全養殖「近大マグロ」の輸出開始


豊田通商と近畿大学は、持続可能な完全養殖魚を海外へ本格的に輸出開始する。まずは、豊田通商と近畿大学が生産する完全養殖クロマグロ「近大マグロ」と、近畿大学が技術支援する食縁にて生産される完全養殖ブリの取り扱いを開始する。今後は他魚種の取り扱いも視野に入れるなど、日本が誇る高品質で美味しい完全養殖魚の認知度を高め、海外での市場を切り拓いていく。

豊田通商と近畿大学は、2010年7月にクロマグロの完全養殖事業における技術協力提携を結び、世界初となるクロマグロの中間育成事業を開始した。2014年7月には、両社で水産養殖事業推進に関する覚書を締結し、クロマグロの人工種苗生産を開始。同年12月には、成魚「近大マグロ」として生産販売を開始するなど、持続可能な完全養殖クロマグロの安定供給に取り組んでいる。

この輸出事業は、同覚書で合意した取り組みの一つで、まずは東南アジアから輸出を開始し、2020年に約2,000尾の輸出を目指す。

豊田通商は、引き続き、中核事業である完全養殖クロマグロにおける人工種苗の安定供給に注力しながら、「近大マグロ」の卵から成魚までの一貫生産と海外販売および完全養殖ブリの海外販売を担う。近畿大学は世界に誇る養殖技術の研究・技術開発を担い、持続可能な完全養殖業のさらなる発展に尽力していく。豊田通商と近畿大学は、人工種苗の安定供給と品質の向上を目指すと共に、完全養殖のトップブランド「近大マグロ」や、近畿大学が誇る養殖技術で作られた完全養殖ブリで海外市場を開拓し日本の一次産業活性化に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 知識