<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2017年09月12日

【流 通】総務省とNICT 翻訳データを集積する「翻訳バンク」の運用開始

総務省とNICTは、自動翻訳システムの様々な分野への対応や高精度化を進めるため、オール・ジャパン体制で翻訳データを集積する『翻訳バンク』の運用を開始する。これにより、社会・経済活動のグローバル化が進む中で我が国の国際競争力の強化に貢献する。

両者は、世界の「言葉の壁」をなくすことを目指すグローバルコミュニケーション計画を推進しており、その一環としてNICTは音声翻訳(“VoiceTra”と呼ぶ)とテキスト翻訳(“TexTra”と呼ぶ)の研究・開発・社会実装を進めている。これまでNICTにおいては翻訳の高精度化に必要な翻訳データの集積に取り組むとともに、2017年6月からニューラル機械翻訳技術の導入等を進めているが、翻訳技術を活用する分野によっては翻訳データが足りないことが課題となっていた。

『翻訳バンク』の開始にあたり、データを提供するメリットを明確化するため、NICTの自動翻訳技術の使用ライセンス料の算定の際に、提供が見込まれる翻訳データを勘案して負担を軽減する仕組みを用意した。

総務省とNICTは、様々な分野で高精度翻訳を実現することで「言葉の壁」をなくし、日本を『世界で最も多言語コミュニケーションが容易な国』にすることによって、日本の経済・社会の活性化に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通