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2017年09月04日

【アジア】ダイキン工業 タイに「ダイキン・ケミカル・サウスイーストアジア社」を設立

ダイキン工業は、フッ素化学製品の販売や技術サポート、マーケティング機能を持つ「ダイキン・ケミカル・サウスイーストアジア社」をタイに設立し、2018年1月より営業を開始する。新会社では、空調機向けの冷媒ガスの安定供給、自動車向けのフッ素樹脂・ゴム製品の販売強化に加えて、分野別のマーケティングや用途開発による需要の掘り起こしにより、市場が拡大する東南アジアでのフッ素化学事業の拡大をはかる。

東南アジアでは、近年の経済発展によりベトナムやインドネシアなどで空調機の普及が急拡大しており、エアコンに使う冷媒ガスの需要が伸びている。また、世界各地域から自動車や電機メーカーの工場が数多く進出し、現地での調達、開発機能も拡大している。また、完成品に組み込まれる部品や素材の高機能化にともない、フッ素樹脂やゴムなど、フッ素化学製品の需要が高まっており、東南アジアのフッ素化学市場は年間6〜7%の成長を続け、今後も拡大する見通し。

ダイキン工業は、多くの自動車や電機メーカーが進出するタイに新会社を設立し、以下3点の推進により、東南アジアでの化学事業だけでなく、空調事業のアフターサービス分野の強化にもつなげ、アジアにおけるグループ全体の事業拡大をはかる。

(1)東南アジアで需要が拡大する空調機向けの冷媒ガスの供給体制を充実させると同時に、各国のアフターサービス網にも供給を拡大し、東南アジアでの空調機の普及拡大につなげる。

(2)自動車など各分野向けに、フッ素樹脂・ゴム製品等の拡販をはかるとともに、エンドユーザへの提案・技術支援や加工メーカーとの連携を強化し、顧客のニーズを捉えた用途開発を加速する。

(3)石油化学・電子分野はじめ各産業分野のマーケティング強化により高機能塗料や表面機能材などの潜在需要の掘り起こしをおこなう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア