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2017年08月22日

【物 流】JR貨物 輸送動向(2017年7月分)


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は、2017年(平成29年)7月分の輸送動向を発表した。

同月は、上旬に発生した台風3号の接近および九州地区をはじめとした各地の大雨、更には東海道線送電障害の影響などにより、月全体で高速貨263本が運休となった(前年実績、高速貨47本が運休)。

コンテナの輸送実績は1,852千トン(前年実績1,848千トン、前年比0.2%増)となった。

品目別の輸送実績では、東海地区を中心に自動車部品が73千トン(同実績61千トン、同比21.1%増)と好調な発送となった他、関東内・北海道内での建設発生土輸送等が好調に推移したエコ関連物資が47千トン(同実績37千トン、同比27.5%増)と増送した。また、積合せ貨物がドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが進み228千トン(同実績221千トン、同比2.8%増)と増送した他、食料工業品が気温上昇に伴い長野・静岡・近畿地区からの清涼飲料水の出荷が旺盛となり362千トン(同実績357千トン、同比1.7%増)と前年を上回った。

一方、紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要減に伴い236千トン(同実績260千トン、同比9.2%減)と大幅な減送となった他、農産品・青果物が米の輸送が低調であったことに加え、北海道地区からの野菜類の出荷が減少し111千トン(同実績123千トン、同比9.9%減)と前年を下回った。

車扱の輸送実績は669千トン(同実績645千トン、同比3.8%増)となった。

品目別の輸送実績では、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから430千トン(同実績401千トン、同比7.4%増)と前年を大きく上回る結果となった。

コンテナと車扱の輸送実績合計は2,521千トン(同実績2,493千トン、同比1.1%増)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者